月額の安さだけで決めると、契約したあとに「税が別だった」「12か月は解約できなかった」と気づくことがあります。MEO対策(Googleマップで店を見つけてもらいやすくする取り組み)を頼む前に、確かめておきたいことは6つあります。

この記事では、当メディアが18サービスの公式サイトを1件ずつ見て実際に見つかった例をもとに、その6つを確かめる順番に並べます。「料金が公式サイトに出ているか」から「同じサービス名で、別の会社が運営していないか」までの6つの見出しが、それにあたります。どれも、まず候補の公式サイトを開いて確かめるものです。

この記事の調べ方

  • 調べたもの:MEO対策の18サービスです。人が運用を引き受ける代行サービスと、店が自分で使うツールの両方を含みます。すべて各社の公式サイトを直接開いて記録しました(比較サイトやまとめ記事の数字は使っていません)。
  • 調べた日:最初の調査は2026年9月9日〜11日です。料金・税の表記・契約期間は、2026年10月13日・14日に18サービスすべての公式サイトで確かめ直しました。
  • 18サービスとは別に、公式サイトが見つからず調べられなかったサービスが5つあります。
  • 公式サイトの文を引くときは、「クチコミ」「ヶ月」など公式の表記のままにしています。
  • 調べていないもの:実際の利用者の評判・満足度です。問い合わせも資料請求もしていないので、「要問い合わせ」の会社の実際の見積額は分かりません。

当メディアの運営会社(株式会社OX)もMEOツール「Sakifull MEO」を提供しています。この記事は特定のサービスを薦めるものではなく、どこと契約する場合でも確認すべき点をまとめたものです。

古い木の扉に立てかけた、何も書かれていない木枠の黒板

料金が公式サイトに出ているか

18サービスのうち、公式サイトに料金を明記していたのは12サービスでした。残る6つは「お問い合わせください」や資料請求の案内だけで、金額が分かりませんでした。

料金を公開していないこと自体は問題ではありません。店舗数や必要な機能で見積もるサービスは、金額を1つに決めて出せないためです。ただ、公開していない会社は、見積もりが届くまで他社と比べられません。

急いで決めたいなら、料金が公開されている会社から検討するほうが早く決まります。店舗が多いなど条件が特殊なら、見積もりを取る前提で進めたほうが、条件に合った提案を受けられます。

確認すること:候補の公式サイトに料金ページがあるかを見ます。なければ、問い合わせて見積もりを待つ日数も見込んでおきます。

MEO対策について無料相談する →※当メディア運営者(株式会社OX)の製品です

税込なのか税別なのか

当メディアの比較記事に載せている11サービスでは、税込か税別かをどこにも書いていないものが5つありました。11サービスは、料金を公開していた12サービスのうち、運営会社が明記されているものです。残る6つは、税込・税別のどちらかが書かれていました。半分近くは、その金額に消費税が含まれるのか分かりません。

月額20,000円のサービスなら、消費税(10%)の扱いで月2,000円、1年で24,000円変わります。確かめずに契約すると、請求書を見て初めて気づくことがあります。

確認すること:金額のそばに「税込」「税別」「税抜」があるかを見ます。なければ、問い合わせのときに「ウェブサイトの20,000円は税込ですか」と聞いてください。

木のテーブルに置かれた、砂が落ちている途中の木枠の砂時計

最低契約期間(同じサイトの中で食い違う例がありました)

最低契約期間を設けているサービスは多くあります。比較記事に載せている11サービスでは、期間の定めがないと書いているものが2つ、6か月のものが3つ、12か月のものが3つでした。契約期間がどこにも書かれていないものも3つありました。書かれていない場合は、問い合わせるまで分かりません。

同じページの中で書き方が食い違っていた例が、MEO CHEKI byGMO(公式サイトの会社概要では GMO TECH株式会社)です。契約期間が3か所に書かれていて、内容が一致していませんでした。

  • 料金表:プランごとに「6ヶ月〜」(レンタルプランのみ「12ヶ月〜」)
  • 料金表の下の注記:「契約期間は12ヶ月となります。契約期間内の解約は承っておりません。」
  • よくある質問:「6ヶ月間の契約期間となります。レンタルプランのみ12ヶ月契約となります。」

料金表とよくある質問は6か月、注記は12か月です(出典:MEO CHEKI byGMO、取得日2026-10-13)。どちらが正しいかは、公式サイトの記載だけでは判断できません。18サービスのうち、この食い違いがあったのはこの1つだけです。それでも、公式サイトの記載が食い違うことは実際にあるので、契約するなら必ず確かめてください。

12か月契約なら、月20,000円のサービスで最低240,000円の支払いが決まります。「合わなければ3か月でやめる」ことはできません。

確認すること:最低契約期間と、期間内に解約できるかを確かめます。料金表・注記・よくある質問の3か所を見て、食い違っていたら、契約前にメールなど文面に残る形で確かめてください。

「機能あり」が、いくらで使えるか

機能の条件は、いちばん読み違えやすいところです。当メディア自身、比較記事でここを読み違えて訂正しました(下の「当メディアが読み違えた3か所」)。

公式サイトの機能表に「あり」「○」と書かれていても、いちばん安いプランで使えるとは限りません。実際にあったのは次の4パターンです。

機能が「あり」でも、いちばん安いプランのままでは使えない4パターンパターンごとの実例
パターン実際にあった例(公式サイトの記載・2026-10-13確認)
上位プラン限定smart MEO:AIの口コミ対応は、いちばん安いプランには付かず、スタンダード以上のプランだけ
別パックの契約が必要Gyro-n MEO:基本プラン(月1,500円・税別)では口コミ関連の機能が使えず、クチコミ対策パック(月2,500円・税別)の契約が必要
オプションで別料金マップ職人:順位計測(Googleマップで何位に出ているかを測る機能)は、毎日測ると月2,000円、週1回なら月500円(1店舗あたり・税別)
金額が公開されていないMEO CHEKI byGMO:「AI機能 (投稿・クチコミ返信・促進機能)」が4プランすべて「要見積」(見積もりを取らないと金額が分からない)

オプションで別料金の例は、ほかにもあります。MEOアナリティクスの順位計測は、料金表の1〜49店舗の欄で月600円(1店舗6キーワードまで)です。これは Google か Yahoo! のどちらか一方だけを契約する場合の金額で、両方のセットでは月1,000円です。

同じ「あり」でも、条件はサービスごとに違います。Gyro-n MEO では、順位の計測は1,500円の基本プランに含まれます。口コミ関連の機能も使うなら、2,500円のパックの契約が必要です。マップ職人は、順位の計測が別料金です。どちらが良いかではなく、自分の使い方だといくらになるかで比べてください。

確認すること:使いたい機能を書き出し、それが全部使える状態での月額を出します。機能表の「あり」の横に、プラン名やオプション料金が書かれていないかも見てください。

成果報酬の「成果」の定義

上位に表示されなければ費用がかからない、という成果報酬型のサービスがあります。仕組みは分かりやすいのですが、何を成果と数えるかは会社ごとに違います。

公式サイトに条件を明記していた2つの例を挙げます。

  • 株式会社コーボーの「MEO対策」は、「対策キーワードの1つ以上がGoogle検索のGoogle専用エリア『3位以内』に表示された日数分を対象に、上位表示の成果報酬として、合計金額を月末締めでご請求させていただきます」と書いています。料金は「日割成果 700円(月間上限 21700円)」で、対策キーワードは4語、最低契約期間は6か月です(出典:株式会社コーボー MEO対策、取得日2026-10-13)。
  • MEO HACK(meo-hack.com)は、「上位3位以内にランクインしなければ、費用は一切発生しません」と書いています。日額300円(税別)で月額最大9,900円、初期費用0円、最低契約期間は6か月です(出典:MEO HACK、取得日2026-10-14)。

コーボーの例で見るべきは「1つ以上」と「日数分」です。4語のうち1語が1日だけ3位以内に入れば、その1日分が課金されます。4語すべてが安定して上位でなくても、どれか1語が3位以内に入った日は費用が発生します。対策が思うように進んでいなくても、支払いが0円になるとは限りません。月間上限があるなら、上限額を実際の月額として予算を組んでください。

確認すること:何位以内を成果と数えるか、キーワードが複数あるとき1語でも入れば課金か、課金は日ごとか月ごとか、月間上限はいくらか、の4つを確かめます。

同じサービス名で、別の会社が運営していないか

「MEO HACK」という同じサービス名を掲げたサイトが、2つありました。運営会社もURLも料金の書き方も違います(いずれも2026-10-14確認)。

同じ「MEO HACK」を掲げた2つのサイト運営会社・料金・初期費用・最低契約期間の違い
項目meo-hack.commeo-nandomi.com
運営会社ページ本文に記載なし株式会社ナンドミマーケティンググループ
料金日額300円(税別)・月額最大9,900円同じページに「1日300円」と「1日450円」の両方を記載
初期費用0円「今なら相談費用と初期費用無料」
最低契約期間6か月記載なし

この2つが同じサービスなのか別のサービスなのかは、公式サイトの記載からは判断できませんでした。当メディアは「運営会社が明記されている」ことを比較記事の条件にしているため、運営会社名がページ本文にない meo-hack.com は比較記事に入れていません。

サービス名だけで検索して問い合わせると、思っていたのと別の会社に連絡してしまうおそれがあります。

確認すること:運営会社の正式名称を公式サイトで確かめ、その社名でも検索します。問い合わせ先のURLが、見ていたページと同じサイトのものかを見ます。会社概要のページに、所在地と代表者名が書かれているかも確かめます。

当メディアが読み違えた3か所

公式サイトを1件ずつ開いていても、当メディアは比較記事で3か所を読み違え、あとで訂正しました。どれも上の「「機能あり」が、いくらで使えるか」に当たるものです。

  1. 書かれていない条件を足してしまいました。EPRESS MEO のAI返信を「プレミアムプラン以上で使える」と書きましたが、公式サイトの料金プランの欄にAIの記載はありません。「プレミアム」という語も、プラン名として1回出てくるだけでした。
  2. 含まれている機能を、別料金と書いてしまいました。マップ職人の料金表では、1〜9店舗の6,000円のマスが縦に3行分つながっています。この6,000円で、一括管理・クチコミ管理・Instagram連携の3つが使えるという意味でしたが、1行ずつ別料金だと読み違えました。
  3. 口コミをお願いする機能を見落としていました。同じマップ職人について、口コミを集める機能は「月10,000円の別料金」と書きました。実際には、機能の一覧に「クチコミ依頼(QRコード・SMS対応)」があります。金額が書かれていたのは、AIのアンケート機能のほうだけでした。クチコミ依頼がどのプランに含まれるかは、公式サイトに書かれていません。

公式サイトの料金そのものが変わることもあります。クチトルは、当メディアが2026年9月11日に調べたときは、いちばん安い月額が4,980円(税別)でした。3日後の9月14日に確かめ直すと、プランの構成が変わり、いちばん安いプランが7,980円(税別)になっていました。この7,980円は「リリース記念」の価格で、定価は9,980円と書かれています(2026年10月13日・15日の確認)。

料金の表示が期間限定のこともあります。マップ職人も、2026年10月13日の確認では、1〜9店舗の合計欄の6,000円に取り消し線が引かれ、「※今だけのキャンペーン価格です」という注記とともに5,000円が表示されていました。

記事や比較表の数字は、確かめた日の時点のものです。契約の前に、候補の公式サイトを開いて確かめてください。

厨房の伝票レールから、白い伝票を1枚つまんで取る白い服の人の手元

まとめ:確認する順番

契約前に、この順で見てください(本文の6つの見出しと同じ順です)。1と2は、公式サイトを開けば数分で分かります。

  1. 料金が公式サイトに出ているか。出ていなければ、見積もりを待つ日数を見込みます。
  2. 税込か税別か。書いていなければ聞きます。月額20,000円なら、1年で24,000円の差になります。
  3. 最低契約期間。料金表・注記・よくある質問の3か所を見て、食い違っていたら文面に残る形で確かめます。
  4. 使いたい機能が、いくらで使えるか。使いたい機能を書き出し、全部使える状態の月額を出します。
  5. 成果報酬なら、成果の数え方。何位以内か、何語のうち何語か、日ごとか月ごとか、月間上限はいくらかを確かめます。
  6. 運営会社の正式名称。同じ名前の別のサービスに問い合わせないために確かめます。

代行とツールのどちらにするか迷うときは、代行とツールの費用比較をご覧ください。実際のサービスは、MEO対策の11サービス比較にまとめました。

自分でどこまでできるかは、MEO対策とはで説明しています。基本情報の登録と口コミへの返信までは、代行を頼まなくても始められます。